金子P的名盤、名演奏

金子P的名盤、名演奏

Stay Home状況の中、
部屋の模様替えをしたり、断捨離をしている方も多いのでは。
ご多分に漏れず私もレコードとCDの整理を始めてしまいました。
久々に手に取ったレコードやCDの音源を聴き、当時の事を思い出したりしています。
セレクトする曲は音楽を貪欲に聴いていた思春期真っ只中の時、70年代の音源が多くなります。
僕の音楽遍歴は変わっています。
小学生でイージーリスニング(洋画が好きだった影響で映画音楽から音楽への興味が始まりました。)
中学生になって、ジャズ(スタンダード→ビッグバンド→ビバップ)からジャズロック→クロスオーバー→R&Bという遍歴を辿ります。
その中から金子P的名盤、名演奏をご紹介します。

その一)
先ずは先日残念ながら逝かれてしまった我が師匠、ドラマージョージ大塚の演奏です。
リリースしたのは日本人ミュージシャンの良い演奏を良い音で私達に提供してくれたスリーブラインドマイスというジャズレーベルでした。
このトリオの演奏を聴いて、カッコ良い!ドラムが歌ってる!と感じ、
ジョージ大塚にドラムを習うきっかけになった演奏です。

「YOU ARE MY SUNSHINE / ユー・アー・マイ・サンシャイン」
ジョージ大塚(ds), 市川秀男(p), 宮本直介(b)
1974/10/30録音
45年前、私が15歳の時だ😊
https://youtu.be/KnUEPv5OAgI

その二)
次に紹介するのは
私が最も尊敬するプロデューサーのクリードテイラーのレーベルCTI
(テイラーのコンセプトはジャズの大衆化であり、題材としてクラシック曲や、同時代のソウル・ミュージックも積極的に採り入れジャズにアレンジした。
その成果としてCTIはクロスオーバー(フュージョンの前身)のブームに先鞭をつけた。)の所属アーティスト、
Airto Moreira, Bill Evans (3), Billy Cobham, Bob James, Esther
Phillips, Eumir Deodato, Freddie Hubbard, George Benson, Grover
Washington, Jr., Hank Crawford, Hubert Laws, Jack DeJohnette, Jeff
“Tain” Watts, Joe Farrell, Johnny Hammond, Mark Egan, Milt Jackson,
Randy Brecker, Ron Carter, Russell Malone, Stanley Turrentine, Todd
Bashoreが一同に会した1977年ハリウッドでのライブ録音盤。
ドラムブレイクで始まるMarvin Gayeのメドレーカバー「Inner City Blues/What’s Going
On」の11:23-16:37のサックスソロは
何度聴いても涙が出ます。
ジャズプレイヤー達のインプロビゼーションにおける懐の広さに感動ししました。

「CTI ALL-Stars-CTI Summer Jazz At The Hollywood Bowl」
https://youtu.be/GTXUmEYmxvQ

その三)
あれは80年代の後半のLA。
老舗ライブハウス、ベイクドポテトへ彼の演奏を聴きに。
早めに到着、ローディーがアンプなどを運び混みます。
そして間もなく演奏がスタート。
なんと、さっきのローディーはフィルアップチャーチ本人でした!
客席にはジョージベンソンが居るではないですか!
という思い出が有ります。
フィルのギタープレーはお洒落ですが、そんな奢ったところが無い、
優しく素敵なギタリストでした。

バッキングメンバーのセンスも光ります。
R&B~ソウル~ジャズ~ロックetc古くからシーンを横断する活躍を見せていた通好みギタリスト、フィル・アップチャーチがT.K.傘下レーベルMarlinに残した隠れ名盤(1978年作)ブラザース・ジョンソンのヴァージョンで有名なシャギー・オーティスの”Strawberry
Letter 23″、デニース・ウィリアムスの”Free”など人気曲の好カヴァーを収録したオリジナル・アナログ盤A面(ジョン・トロペイ・プロデュース)、そしてメロウなオリジナル曲で占められたB面(ジョージ・ベンソン・プロデュース)というコントラストも見事なファンに人気の高い作品。


「Phil Upchurch」フィルアップチャーチの真髄

Lead Guitar-Phil Upchurch
Rhythm Guitar-John Tropea
Bass-Will Lee
Keyboards-Richard Tee, Leon Pendarvis
Drums-Steve Gadd
Percussion-Jimmy Maelen

https://music.apple.com/jp/album/phil-upchurch-remaster/1451582411

その四)
1960年代後半から世界を股に駆けて活躍したギタリスト。
先日(2020年4月13日)移住先のエストニアのタリンにて死去。 享年73歳。
1973年のNY移住直後からギル・エヴァンス・オーケストラをはじめとしてエルヴィン・ジョーンズ、チコ・ハミルトン、シダー・ウォルドロン、ジョアン・ブラッキーンのグループに参加。米国RCA
Recordsから76年にリリースされた『JUICE』
米国メジャー・レーベルと契約した初めての日本人ジャズ・ミュージシャン。

日本人離れした黒いジャズ・ファンク〜フュージョン作品で、極太のドラムブレイクから始まる、Headhunters諸作を思わすジャズ・ファンク/フュージョン「Raisins」、これまた渋いジャズ・ファンク〜ブギーな「East
Side Boogie」、Kool G.RapやDiamond Dネタのドープブレイクから始まる「Bamboo Child」等を収録!

「Ryo Kawasaki/Juice(1976)」
https://youtu.be/kVYgvrvL4k8

その五)
Tower of Powerの影に隠れてしまう存在ですが、ブラスロックの原点火付け役のこのバンドを忘れてはなりません。
このバンドが無ければ、シカゴもチェイスもTOPもEarth W&Fも生まれなかったでしょう。
個人的にはジャズドラマーとしても活動していたボビー・コロンビーのドラミングは素晴らしいと思います。今から50年前のアナログ録音なのに音質が良い事にもビックリです。
名曲「スピニング・ホイール」が有名ですが「ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ヴェリー・ハッピー」が私のお気に入り曲です。
かっこよく、色っぽいバンドだと思います。

ブラッド・スウェット&ティアーズ(BS&T)のセカンド・アルバム。
1968年リリース作品。全米1位を記録。
グラミー賞の最優秀アルバムなど3部門を受賞。

「BLOOD,SWEAT AND TEARS」
https://music.apple.com/jp/album/blood-sweat-tears-expanded-edition/257560169

今回はここまで、また機会をみつけてご紹介します。

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